
牛眼:先天緑内障の兆候
- 牛眼とは牛眼とは、生まれつき目のかっぱく(角膜)に高い圧力がかかってしまう病気、先天性緑内障の患者さんにみられる症状の一つです。この病気は、目の中を循環する水がうまく排出されずに、目に水が溜まってしまうことで起こります。その結果、目の中の圧力(眼圧)が異常に高くなってしまい、視神経に悪影響を及ぼします。牛眼は、この高い眼圧によって角膜がむくんでしまい、本来は透明である角膜が白っぽく濁って見える状態を指します。その見た目が牛の目に似ていることから、牛眼と呼ばれています。牛眼は、放置すると視力に悪影響を及ぼし、最悪の場合失明に至る可能性もあります。先天性緑内障は早期発見・早期治療が非常に重要となるため、赤ちゃんや小さいお子さんの目がいつもと違うと感じたら、早めに眼科を受診することが大切です。