
手術も?点眼麻酔でできること
- 点眼麻酔とは?点眼麻酔とは、文字通り目薬を使用して眼球の表面に麻酔をかける方法です。注射器を用いないため、患者さんの痛みや恐怖感を軽減できる点が大きなメリットです。眼科において、点眼麻酔は様々な検査や治療に用いられています。例えば、眼圧を測定する検査では、眼球に器具が直接触れるため、点眼麻酔によって痛みを和らげます。また、目にゴミや異物が入った場合の異物除去時にも、痛みを感じることなく処置を行うことができます。その他、角膜の傷の状態を調べる検査や、コンタクトレンズの処方時などにも、点眼麻酔が活躍します。点眼麻酔の効果が現れるまでの時間は非常に短く、点眼してから数十秒程度で麻酔が効き始めます。効果の持続時間は薬剤の種類や濃度によって異なりますが、通常は30分程度です。点眼麻酔によって一時的に視界がぼやけることがありますが、これは時間の経過とともに回復します。点眼麻酔は、眼科において患者さんの負担を軽減し、安全でスムーズな検査や治療を可能にするために欠かせないものです。