
続発性緑内障:原因と治療
- 続発性緑内障とは緑内障は、眼球内の圧力(眼圧)が上昇することで視神経に障害が生じ、視野が狭くなったり、視力が低下したりする病気です。緑内障には大きく分けて二つの種類があります。一つは、加齢に伴って発症することが多い原発性緑内障です。もう一つは、他の病気や要因が原因となって発症する続発性緑内障です。この続発性緑内障は、その原因によって様々なタイプに分類されます。例えば、ぶどう膜炎などの炎症性疾患に伴って発症するケース、白内障が進行したことで眼球内の房水の流れが悪くなり発症するケース、ステロイド薬の長期使用によって発症するケースなどが挙げられます。症状としては、原発性緑内障と同様に、視野が狭くなる、視力が低下するといったものがあります。しかし、初期段階では自覚症状が現れにくい場合もあり、気づかないうちに病状が進行してしまうこともあります。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要となります。続発性緑内障は、原因となっている病気の治療を行うことが基本となります。例えば、炎症を抑える薬物療法や、白内障の手術などが挙げられます。また、緑内障の進行を抑えるために、点眼薬を使用することもあります。もし、何らかの眼の症状がある場合は、自己判断せずに、速やかに眼科を受診するようにしましょう。