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目の構造

無虹彩:虹彩がないという神秘

- 無虹彩とは?無虹彩とは、生まれつき瞳の色のついた部分が欠けている、もしくは一部しか無い状態のことを指します。瞳の色のついた部分は、カメラの絞りのような役割を担い、眼球に入る光の量を調整しています。この部分を虹彩と呼びます。虹彩の中央には、光を眼球内に入れるための黒い部分である瞳孔があります。虹彩は、茶色や青、緑など、人によって様々な色をしていますが、無虹彩の場合、この虹彩が欠損しているため、瞳孔が大きく開いた状態に見えます。 また、光を調整する虹彩が十分に機能しないため、光をまぶしく感じやすいという特徴も現れます。
レーシック

無痛レーシックとは?

- 無痛レーシックの概要無痛レーシックとは、文字通り、従来のレーシック手術に付き物であった痛みを極力抑えた治療法です。レーシック手術自体は、レーザーを用いて角膜の形状を調整することで、近視、遠視、乱視といった視力の問題を改善する方法として広く知られています。従来のレーシック手術では、手術中や術後に痛みを感じる方も少なくありませんでした。しかし、無痛レーシックでは、様々な技術革新や工夫によって、患者さんの負担を大きく軽減しています。具体的には、点眼麻酔をしっかりと行うことに加え、手術中の圧迫感を抑える工夫や、痛みの少ない最新のレーザー機器の導入などが挙げられます。これらの工夫により、多くの方が手術中の痛みをほとんど感じることなく、治療を受けることができるようになりました。また、術後の痛みも大幅に軽減され、日常生活への復帰も早くなっています。従来のレーシック手術に不安を感じていた方にとって、無痛レーシックは、安心して視力矯正手術を受けることができる選択肢の一つと言えるでしょう。
目の構造

無水晶体眼とは?

- 無水晶体眼の概要無水晶体眼とは、読んで字の如く、眼の中に水晶体がない状態を指します。水晶体とは、眼球の中でカメラのレンズのような役割を担っている透明な組織です。外の景色から入ってきた光を屈折させ、網膜に正しく焦点を合わせることで、私たちは世界をはっきりと認識することができます。 無水晶体眼では、この水晶体が先天的に存在しない場合と、後天的な要因によって失ってしまう場合があります。先天的に水晶体が欠損している場合は、遺伝子の異常や、妊娠中の母体の感染症などが原因として考えられます。後天的な要因としては、白内障の手術や、眼の外傷、ぶどう膜炎などの炎症性疾患が挙げられます。 水晶体がない、もしくは機能していない状態では、光を網膜に適切に集めることができず、視力低下や視界のかすみなどの症状が現れます。特に、乳幼児期に無水晶体眼となると、視覚の発達に影響を及ぼし、弱視を引き起こす可能性もあります。 無水晶体眼の治療法としては、眼鏡やコンタクトレンズの装用が一般的です。しかし、これらの方法では矯正が難しい場合もあります。その場合は、眼内レンズと呼ばれる人工のレンズを surgically 挿入する手術が行われます。眼内レンズは、水晶体の代わりとなり、光を屈折させて網膜に焦点を合わせます。 無水晶体眼は、適切な治療を行えば、視力を取り戻せる可能性があります。気になる症状がある場合は、早めに眼科を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。