
FZってなに?視力検査の基礎知識
目の健康状態を調べる上で基本となる検査の一つに視力検査があります。この検査では、どれだけはっきりと物を見ることができるのかを数値で表します。この数値は「視力」と呼ばれ、一般的には「1.0」や「0.5」のように表されます。視力検査にはいくつかの方法がありますが、その中でも「指数の視力」を測る際に使われるのが「FZ」という記号です。
「FZ」は、ドイツ語の「Finger Zählen」を略したもので、「指を数える」という意味です。検査では、検査を受ける人は所定の距離から検査者が出す指の本数を数え、その数を答えます。この方法によって、細かい文字や記号が見えにくい場合でも、大まかな視力を測ることができます。
ただし、「FZ」で示される視力は、あくまでも目安です。正確な視力を知るためには、ランドルト環などを使った視力検査が必要です。「FZ」は、主に小さなお子さんや、文字の読み書きが難しい方などを対象に用いられます。また、病気や怪我などによって視力が大きく低下した場合にも、大まかな視力把握のために用いられることがあります。