黄斑変性症

目の病気

黄斑変症:視界のゆがみとその原因

- 黄斑変症とは眼の奥には、ものを見ようとする時に重要な役割を果たす黄斑と呼ばれる部分があります。 黄斑変症とは、この黄斑に異常が起こることで視力が低下したり、物が歪んで見えたりする病気です。 黄斑変症は、年齢を重ねることで発症するリスクが高くなるため、中高年の方に多くみられます。 しかし、若い方でも発症する可能性があり、特に強度近視の方は注意が必要です。黄斑変症は、放置すると症状が悪化し、最悪の場合失明に至ることもあります。 そのため、早期発見・早期治療が非常に重要です。 少しでも見え方に異常を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。
目の構造

ものを見る力の源、黄斑部とその大切さ

私たちの眼の奥には、カメラで例えるならフィルムの役割を果たす網膜という薄い膜があります。その網膜の中心にある直径約5mmほどの小さな領域が、黄斑部と呼ばれる重要な部分です。 黄斑部は、例えるならカメラのセンサーの中心にあたり、私たちが普段、ものを見ることができるのは、この黄斑部が機能しているおかげです。 黄斑部は、特に細かいものを見分けたり、色を識別したりするのに重要な役割を果たしています。例えば、本を読んだり、景色を眺めたり、人の顔を認識したりする際に、黄斑部が働いています。 もし、黄斑部に何らかの異常が起こると、視力が低下したり、物がゆがんで見えたり、視野の中央が暗くなったりすることがあります。 黄斑部は、私たちが日常生活を送る上で、とても重要な役割を担っているため、その機能を維持するために、日頃から目を労り、定期的な眼科検診を受けることが大切です。