
アベリノ検査で目の健康を守りましょう
- アベリノ検査とはアベリノ検査は、アベリノ角膜ジストロフィーという目の病気にかかりやすいかどうかを調べるための遺伝子検査です。この病気は、角膜という、眼球の前面にある透明な膜に異常なタンパク質が溜まっていく病気です。角膜は、カメラのレンズのような役割をしていて、光を目に通し、ものを見るためにとても大切な部分です。アベリノ角膜ジストロフィーは、遺伝によって起こることが知られています。日本人では、およそ100人に1人が、この病気の原因となる遺伝子を持っていると言われています。この病気は、ゆっくりと進行していくという特徴があります。そのため、初期には自覚症状が現れにくく、検査を受けてみて初めて、自分がこの病気にかかりやすい体質であることを知る人も少なくありません。アベリノ検査を受けることで、将来、角膜ジストロフィーを発症するリスクを把握することができます。もし、遺伝子を持っていることが分かれば、早期発見・早期治療を心がけることで、症状の進行を遅らせたり、視力低下のリスクを減らしたりすることができる可能性があります。ただし、遺伝子を持っていれば必ず発症するというわけではありません。アベリノ検査は、比較的簡単な検査で、痛みもありません。目の病気のリスクを把握するために、一度検査を受けてみることをおすすめします。