網膜電図

目の病気

網膜電図検査:目の機能を探る

- 網膜電図検査とは網膜電図検査は、眼の奥にある網膜の働きを調べる検査です。カメラで例えると、光を捉えるフィルムの役割を果たすのが網膜です。この検査では、網膜に光を当てた時に発生する微弱な電気を記録し、その波形を分析します。私たちが物を見るとき、網膜は光を電気信号に変え、視神経を通して脳に伝えています。網膜電図検査では、この電気信号を捉えることで、網膜の細胞が正常に機能しているかを確認します。検査は、瞳孔を開く目薬を点眼した後、暗い部屋で行います。そして、電極を埋め込んだコンタクトレンズのようなものを装着し、様々なパターンで点滅する光を見つめます。検査時間は30分から1時間程度で、痛みはほとんどありません。網膜電図検査は、網膜色素変性症や加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症など、様々な網膜疾患の診断に役立ちます。また、視神経や視覚伝導路の異常を調べるのにも有効です。網膜電図検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療に繋がることが期待できます。
その他

網膜の電気信号を読み解くERG検査

- 網膜電図検査とは網膜電図検査(ERG検査)は、眼科で広く行われている検査の一つで、網膜の健康状態を詳しく調べるために用いられます。 カメラに例えると、網膜は眼の奥に位置するフィルムのような役割を担っており、光を感知して脳に伝えることで、私たちがものを見ることができるようにしています。ERG検査では、網膜に光刺激を与え、その際に発生する微弱な電気信号を記録し、波形として分析します。 この波形は、網膜を構成する細胞(視細胞や錐体細胞など)の活動状態を反映しており、網膜の機能を客観的に評価することができます。網膜の病気には、網膜色素変性症、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症など、さまざまなものがあります。これらの病気では、初期段階では自覚症状が現れない場合もありますが、ERG検査では、自覚症状が現れる前から網膜の異常を検出できることがあります。そのため、ERG検査は、網膜疾患の早期発見・早期治療に大きく貢献しています。 また、ERG検査は、網膜疾患の診断だけでなく、治療の効果判定や経過観察にも用いられます。