眼の健康を支える房水:その役割と重要性
- 房水とは眼球は、外界からの光を感知し、それを脳に伝えることで視覚を司る重要な器官です。その眼球の内部には、水晶体と呼ばれるレンズの役割を果たす組織が存在します。この水晶体を包み込むように、角膜と水晶体の間にある前房、そして水晶体と虹彩の間にある後房と呼ばれる二つの空間が存在します。 房水とは、この前房と後房を満たす、透明で粘り気の少ない液体のことを指します。房水は、まるで水晶体を両側から支える、透明なクッションのような役割を担っています。 常に一定の圧力(眼圧)を保つことで、眼球の形を維持し、私たちがものを見るために重要な役割を果たしています。 また、房水は、水晶体や角膜といった血管のない組織に栄養を供給したり、老廃物を除去したりする役割も担っています。 さらに、外部から侵入しようとする細菌やウイルスなどの異物から目を守る免疫機能も備えています。このように、房水は、眼球の構造を維持するだけでなく、その機能を正常に保つためにも非常に重要な役割を担っています。