手術器具

レーシック

レーシック手術に欠かせない!開瞼器ってなに?

視力を矯正する手術として知られるレーシック手術には、「開瞼器」という器具が用いられます。 レーシック手術は、角膜にレーザーを照射して視力を矯正する手術です。手術中は、極めて高い精度でレーザーを照射する必要があり、その精度を保つためには、眼球を一定の位置に固定することが重要となります。しかし、私達の目は、異物を感じると、目を守るため、無意識にまばたきをしてしまいます。このような反射的なまばたきによって、手術が中断されたり、精度が落ちてしまったりする可能性もあるのです。そこで、この開瞼器が重要な役割を担います。開瞼器は、まぶたを優しく広げて、その状態を保つ器具です。まぶたを固定することで、手術中の予期せぬまばたきを防ぎ、安全かつ円滑に手術を進めることができるようになります。このように、開瞼器は、一見地味ながらも、レーシック手術において、安全性と手術の成功に大きく貢献している重要な器具と言えるでしょう。
視力改善方法

眼内レンズ手術を支える縁の下の力持ち!インジェクターとは?

- インジェクターとはインジェクターとは、白内障手術や眼内レンズ挿入手術において、濁った水晶体を取り除いた後、代わりに眼の中に挿入する人工レンズである眼内レンズを、安全かつスムーズに挿入するために特別に作られた器具です。従来の眼内レンズ挿入術では、眼球に比較的大きな切開を入れて眼内レンズを挿入していました。しかし近年では、切開創を小さくできる折りたたみ式の眼内レンズが主流となっています。この折りたたまれた状態の眼内レンズを、小さな切開創から眼の中に挿入し、眼の中で正しく広げるために、インジェクターが用いられます。インジェクターは、非常に精密な構造をしており、眼内レンズを傷つけずに、ゆっくりと一定の力で押し出すことができるようになっています。また、眼の中は非常に繊細な組織でできているため、インジェクターの先端は、組織を傷つけないように滑らかな素材でできています。このように、インジェクターは、眼内レンズ挿入術において、患者さんの負担を軽減し、手術の安全性を高めるために欠かせない医療機器となっています。