
失明の恐れも?網膜剥離とは
私たちの目は、カメラにたとえると、レンズの役割をする水晶体とフィルムの役割をする網膜でできています。
網膜は、光を感じ取るために重要な組織であり、10層構造をしています。
網膜剥離とは、この10層構造のうち、最も外側にある色素上皮層と神経網膜という部分が剥がれてしまう病気です。
例えるなら、壁紙が剥がれ落ちてしまうような状態です。
網膜は、剥がれてしまうと、その部分で光を正常に感じ取ることができなくなります。
そのため、視野が欠けたり、視力が低下したりするなどの症状が現れます。
網膜剥離の原因は、加齢、強い近視、糖尿病などが挙げられます。
また、目をぶつけるなどの外傷がきっかけで発症することもあります。
網膜剥離は、放置すると失明する可能性もあるため、早期発見・早期治療が重要です。
視野の異常や視力低下を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。