赤ちゃんのまつげトラブル:睫毛内反症
- 睫毛内反症とは睫毛内反症は、まぶたの一部または全体が眼球側に向かって反転してしまう病気です。その結果、本来は眼球を守る役割を持つまつげが、逆に眼球に接触してしまい、様々な不快な症状を引き起こします。この病気の原因は、通常、まぶたの縁にある筋肉の働きが弱くなったり、異常を起こしたりすることだと考えられています。特に生まれたばかりの赤ちゃんは、顔の骨や筋肉の発達が未熟なために、この病気を起こしやすい傾向にあります。多くの場合、赤ちゃんの成長とともに自然に治っていきますが、症状が長引く場合には、眼科医による適切な治療が必要となることもあります。睫毛内反症は、放置すると、角膜に傷がつきやすくなり、視力にも影響を及ぼす可能性があります。そのため、少しでも気になる症状がある場合は、早めに眼科を受診し、専門医の診察を受けるようにしましょう。特に、赤ちゃんや小さなお子さんの場合は、自分で症状を訴えることが難しいため、保護者の方が注意深く観察し、異常に気付いたらすぐに医療機関を受診することが大切です。