眼にも影響する?知っておきたいヘルペスウイルス
ヘルペスウイルスは、私たちにとって非常に身近な存在です。多くの人が感染しているありふれたウイルスであり、例えば、唇やその周りに水ぶくれができる口唇ヘルペスは、誰しもが一度は見たことのある一般的な症状と言えるでしょう。
しかし、このありふれたヘルペスウイルスは、実は私たちの眼の健康にとっても大きな脅威になり得ます。ヘルペスウイルスが目に感染すると、角膜ヘルペスや流行性角結膜炎といった、視力に影響を及ぼす可能性のある病気を引き起こすことがあるのです。
角膜ヘルペスは、角膜に小さな水ぶくれや炎症を引き起こす病気で、放置すると視力低下や角膜の混濁につながる可能性があります。また、流行性角結膜炎は、結膜と呼ばれる目の白い部分に炎症を引き起こし、充血や涙目、目やになどの症状が現れます。どちらも、強い感染力を持ち、周囲の人々に感染を広げてしまう可能性があります。
このように、ヘルペスウイルスは、決して軽視できない身近な感染症と言えるでしょう。