イントラレースFSレーザー:より安全な視力矯正へ
- イントラレースFSレーザーとはイントラレースFSレーザーは、アメリカのイントラレーシック社が開発した、視力矯正手術、特にレーシック手術において使用される最新のレーザー機器です。従来のレーシック手術では、角膜を円形に削り、レンズのような役割を果たす部分を調整することで視力を矯正します。その際、まず角膜の表面に「フラップ」と呼ばれる薄い蓋を作る必要があり、従来はマイクロケラトームという刃物が用いられていました。 しかし、イントラレースFSレーザーはこのフラップ作成をレーザー光線で行うことができる画期的な技術です。具体的には、フェムト秒レーザーと呼ばれる極めて短いパルス光線を角膜に照射します。すると、角膜の内部に微細な気泡が発生します。この気泡を繋げることで、フラップを作成します。 刃物を全く使用しないため、より正確で安全性の高いフラップの作成が可能となりました。イントラレースFSレーザーの登場により、レーシック手術はさらに進化し、患者さんにとってより安全で、より質の高い視力回復を実現できるようになりました。