アレルギー性結膜炎

- 花粉が引き起こすアレルギー反応花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなど、特定の植物の花粉が原因となって引き起こされるアレルギー反応です。 春先や秋口など、これらの植物が花粉を飛ばす時期になると、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみといった症状に悩まされる方が多くいらっしゃいます。本来、私たちの体には、細菌やウイルスなどの異物が侵入してくると、それを排除しようとする免疫システムが備わっています。 ところが、花粉症の人の場合、この免疫システムが花粉に対して過剰に反応してしまうのです。 つまり、花粉症は、本来であれば体を守るべき免疫システムが、花粉という無害なものに対して過敏に反応してしまうことで起こる病気といえます。具体的には、花粉が鼻や目などの粘膜に付着すると、免疫システムがそれを異物と認識し、攻撃を開始します。 この攻撃の際に、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすのです。 花粉症の症状は人によって異なり、軽い人もいれば、日常生活に支障が出るほど重い人もいます。