
よくある目の病気:麦粒腫とは?
- 麦粒腫ってどんな病気?まぶたには、まつ毛が生えている根元の近くに、皮脂を分泌するマイボーム腺と、汗を分泌する汗腺が存在します。麦粒腫は、これらの腺に細菌が感染し、炎症を起こすことで発症する、よくある目の病気です。 一般的には、まぶたの縁に赤く腫れ上がり、痛みを伴います。そして、触ると熱く感じることが特徴です。麦粒腫は、大きく分けて二つの種類に分けられます。「外麦粒腫」と「内麦粒腫」です。外麦粒腫は、まつ毛の根元にある、皮脂腺であるツァイス腺や、まつ毛の毛包、または汗腺であるモル腺に細菌が感染することで起こります。 一方で、内麦粒腫は、まぶたの裏側にあり、脂を出すマイボーム腺に細菌が感染することで起こります。多くの場合、麦粒腫は自然に治癒しますが、症状が重い場合や、長引く場合には、眼科医の診察を受けることが推奨されます。 眼科では、抗生物質の点眼薬や軟膏を処方したり、症状に合わせて適切な治療を行います。 また、ご自身での自己判断で市販薬などを使用することは避け、眼科を受診するようにしましょう。