進化したICLレンズ「EVO+」でクリアな視界を!
眼のことを教えて
先生、『EVO+』って最近よく聞くんですけど、どんなものなんですか?
眼の研究家
「EVO+」は、簡単に言うと、目の中に埋め込むレンズの一種だよ。従来のものより光を通す部分が大きくなったんだ。
眼のことを教えて
レンズの大きさで何か変わるんですか?
眼の研究家
光を通す部分が大きいと、夜間や暗い場所で光の輪のようなものが見えにくくなるんだ。だから、特に若い人や夜によく活動する人に向いていると言われているよ。
EVO+とは。
「EVO+」は、目の手術に使われるレンズの一種です。従来のICLレンズよりも光を通す部分が大きくなった、最新のレンズのことを指します。光の輪やギラつきを抑える効果があるので、瞳孔が開きやすい若い世代や、夜間の見え方の改善が期待できます。
次世代ICLレンズ「EVO+」とは
近年、メガネやコンタクトレンズに代わる近視治療として、眼内コンタクトレンズ(ICL)が注目されています。ICLは、眼の中に小さなレンズを挿入することで、視力を矯正する治療法です。そしてこの度、ICLがさらに進化し、「EVO+」と呼ばれる次世代レンズが登場しました。
EVO+の最大の特徴は、従来のICLよりも光を多く通すことができる点です。光学部と呼ばれるレンズ部分が拡大されたことで、より多くの光が瞳孔に届くようになり、特に暗い場所での視界が改善されました。従来のICLでは、夜間や暗い場所での運転時に、ハローやグレアといった現象が見られることがありましたが、EVO+ではこれらの現象が軽減され、より快適な視界を得ることが期待できます。
また、EVO+は、従来のICLと比べて、より多くの人に適応できるようになったことも大きな特徴です。瞳孔の大きさは人それぞれですが、EVO+は、幅広い瞳孔サイズに対応できるように設計されています。
ICLは、角膜を削るレーシック手術とは異なり、眼に優しい治療法としても知られています。EVO+は、このようなICLのメリットをさらに進化させた、次世代の視力矯正治療と言えるでしょう。
特徴 | 詳細 |
---|---|
光透過性の向上 | 光学部拡大により、従来のICLより多くの光を通す。特に暗い場所での視界が改善され、ハローやグレア現象も軽減。 |
適応範囲の拡大 | 幅広い瞳孔サイズに対応できる設計により、より多くの人に適応可能に。 |
眼へのやさしさ | ICLの特徴である角膜を削らない、眼に優しい治療法を継承。 |
「EVO+」でハロー・グレアを軽減
夜間や照明の暗い場所での運転時に、視界に光の輪のようなものが見える「ハロー」や、光がギラギラして眩しく感じる「グレア」といった現象にお悩みの方は少なくありません。これらの現象は、従来の眼内コンタクトレンズ(ICL)を使用している場合に見られることがありました。
この度、新たに開発された「EVO+」は、従来のICLと比較して光を通す部分が大きくなったことで、ハローやグレアといった現象を軽減することが期待されています。光を通す部分が大きくなることで、眼に入ってくる光の量が調整され、光の拡散や眩しさが抑えられると考えられます。
「EVO+」は、ハローやグレアにお悩みの方にとって、より快適な視界を提供できる可能性を秘めた、新しい選択肢となるでしょう。
特徴 | 従来のICL | EVO+ |
---|---|---|
光の透過部分の大きさ | 従来通り | 拡大 |
ハロー・グレア | 発生する場合あり | 軽減が期待される |
メリット | – | 光の量調整による光の拡散や眩しさの抑制 ハロー・グレア軽減の可能性 |
夜間視力に悩む方に
夜間、周囲が暗くなると、景色や看板が見えにくくなる、あるいは光の周りにぼわっとした光や光の筋が見えるなどのお悩みをお抱えの方はいらっしゃいませんか?
人間の目は、カメラのレンズのように、瞳孔と呼ばれる部分を調節することで、周囲の明るさに応じて取り込む光の量を調整しています。瞳孔は明るい場所では小さく、暗い場所では大きくなります。
瞳孔の大きさは個人差があり、特に若い世代では瞳孔径が大きくなる傾向が見られます。瞳孔径が大きいほど、夜間や暗い場所ではより多くの光を眼球に取り込むことができますが、その一方で、光が過剰に拡散してしまうために、ぼやけて見えたり、光の周りにハローやグレアと呼ばれる現象が生じやすくなることがあります。
近年、この夜間視力に関するお悩みに対する有効な選択肢の一つとして注目されているのが、EVO+と呼ばれる眼内コンタクトレンズです。EVO+は、従来の眼内コンタクトレンズと比較して、光を取り込む部分がより大きく設計されています。そのため、瞳孔径が大きい方でも、光が適切に眼球内に入射し、よりクリアな視界を得ることが期待できます。
現象 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
夜間、景色や看板が見えにくくなる、光の周りにぼわっとした光や光の筋が見える | 暗い場所では瞳孔が開き、光が過剰に拡散してしまうため。特に瞳孔径が大きい若い世代に起こりやすい。 | EVO+などの眼内コンタクトレンズの使用 |
「EVO+」の適応
眼内コンタクトレンズ「EVO+」は、従来のICLと同様に、近視や乱視の度数が強く、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が困難な方にとって、新しい治療の選択肢となります。 従来の手術では矯正が難しいとされてきた、-20.0Dを超える強度近視や-6.0Dを超える強度乱視にも対応できる場合があります。
また、角膜の厚さや形状などの理由から、レーシック手術が適応とならない方にも適している可能性があります。
しかしながら、「EVO+」は、全ての方に適応できるわけではありません。例えば、白内障や緑内障などの眼疾患がある場合、あるいは、妊娠中や授乳中の方などは、適応とならないことがあります。
さらに、眼内の炎症や、過去に眼科手術を受けたことがある場合なども、医師の診察が必要です。
「EVO+」の手術を受けるかどうかは、眼科専門医による入念な検査と診断に基づいて、慎重に判断する必要があります。 ご自身の目の状態や治療の選択肢について、疑問や不安があれば、遠慮なく医師に相談しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
対象患者 | – 近視や乱視の度数が強く、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が困難な方 – 従来の手術では矯正が難しいとされてきた、-20.0Dを超える強度近視や-6.0Dを超える強度乱視 – 角膜の厚さや形状などの理由から、レーシック手術が適応とならない方 |
適応できない可能性のある方 | – 白内障や緑内障などの眼疾患がある方 – 妊娠中や授乳中の方 – 眼内の炎症や、過去に眼科手術を受けたことがある方 |
注意事項 | – 手術を受けるかどうかは、眼科専門医による入念な検査と診断に基づいて、慎重に判断する必要があります。 – ご自身の目の状態や治療の選択肢について、疑問や不安があれば、遠慮なく医師に相談しましょう。 |
まとめ
眼の中に埋め込むことで視力矯正を行う眼内コンタクトレンズ(ICL)は、近視や乱視を矯正する方法として、近年注目を集めています。
EVO+は、従来のICLのメリットを継承しつつ、従来のICLでは起こり得た、夜間視力における光の輪(ハロー)や眩しさ(グレア)といった問題を軽減するよう設計された、次世代の眼内コンタクトレンズです。
EVO+は、レンズ中央の光を通す部分の大きさを調整することで、夜間や暗い場所での視界をより自然に、そして快適にすることを目指しています。
従来のICLと比較して、夜間の運転や映画鑑賞など、光が気になる環境下でも、よりクリアで鮮明な視界を得られる可能性があります。
もしあなたが、近視や乱視で眼鏡やコンタクトレンズの使用に不便を感じていたり、夜間視力や光の眩しさに悩んでいるなら、EVO+は新たな選択肢となり得るでしょう。
ただし、EVO+は全ての人に適しているわけではありません。
目の状態や生活習慣によっては、適さない場合もありますので、まずは、眼科専門医に相談し、検査や診察を受けた上で、ご自身の目に合った治療法を見つけていきましょう。
特徴 | 従来のICL | EVO+ |
---|---|---|
視力矯正 | 可能 | 可能 |
夜間視力における光の輪(ハロー) | 発生の可能性あり | 軽減 |
夜間視力における眩しさ(グレア) | 発生の可能性あり | 軽減 |
対象 | 近視、乱視 | 近視、乱視 |