違和感や異物感?もしかしたら結膜異物かも

違和感や異物感?もしかしたら結膜異物かも

眼のことを教えて

先生、「結膜異物」ってどういう意味ですか?

眼の研究家

「結膜異物」は、目にゴミが入った状態のことだよ。結膜っていうのは、白目の表面を覆っている薄い膜のことなんだ。

眼のことを教えて

ああ、だからゴミが目に入ると、ゴロゴロしたり、痛かったりするんですね!

眼の研究家

その通り! ゴミが目に入ると、結膜が刺激されて、異物感や痛みを感じることが多いんだよ。

結膜異物とは。

『結膜異物』っていう目の病気の名前は、要するに、目の表面を覆っている薄い膜にごみが入っちゃった状態のことだよ。

結膜異物とは?

結膜異物とは?

– 結膜異物とは?結膜とは、まぶたの裏側と白目の表面を覆っている薄い膜のことです。この結膜は、涙を分泌したり、目の表面を保護したりと、重要な役割を担っています。 しかし、非常に繊細な部分であるため、異物が入ると強い違和感や異物感を感じてしまうのです。結膜異物とは、まさにその名の通り、この結膜に異物が入ってしまった状態を指します。異物の大きさや材質は実に様々で、日常生活で目に触れる可能性のあるものばかりです。例えば、空気中に舞っている砂や埃、小さな虫などが入り込むことがあります。また、金属片やガラスの破片など、硬くてとがったものが入り込んでしまうケースもあります。さらに、化粧品や洗顔料などが、目に入ってしまった場合も、結膜異物となることがあります。結膜に異物が入ると、目に痛みやゴロゴロとした異物感を感じます。涙が過剰に出たり、目ヤニが出たり、光をまぶしく感じたりすることもあります。 また、異物が大きかったり、尖っていたりする場合は、結膜に傷がついてしまい、出血したり、視力に影響が出たりすることもあります。もし、結膜に異物が入ったと感じたら、自己判断で異物を取り除こうとせずに、すぐに眼科を受診してください。眼科では、特別な器具を使って異物を安全に取り除き、適切な治療を行います。

項目 詳細
結膜とは まぶたの裏側と白目の表面を覆っている薄い膜
役割 涙の分泌、目の表面の保護
結膜異物とは 結膜に異物が入ってしまった状態
異物の種類 砂埃、小さな虫、金属片、ガラス片、化粧品、洗顔料など
症状 痛み、異物感、涙目、目ヤニ、光過敏、出血、視力低下など
対応 自己処理はせず、眼科を受診

主な症状

主な症状

– 主な症状

目にゴミや砂など、本来あるべきでないものが入ってしまうことを結膜異物といいます。結膜異物になると、目に何かが入ったような、ゴロゴロとした違和感や異物感を感じます。これは、異物が眼球の表面をこすったり、刺激したりすることで起こります。

異物による刺激が強くなると、痛みを感じたり、涙が過剰に出てきたりします。これは、目を守ろうとして、涙で異物を洗い流そうとする体の自然な反応です。また、目やにが出たり、まぶたが痙攣してしまったりすることもあります。さらに、結膜と呼ばれる目の表面が赤くなる充血もよく見られる症状です。

特に注意が必要なのは、異物の大きさや形状です。もしも、大きな異物が目に入った場合や、先のとがった異物が目に入った場合は、結膜に傷がついてしまうことがあります。その結果、強い痛みを感じたり、出血したりすることがあります。

少しでも目に違和感を感じたら、自己判断せずに、眼科を受診して適切な処置を受けるようにしましょう。

症状 詳細
異物感 目に何かが入ったような、ゴロゴロとした違和感
痛み 異物による刺激が強い場合に発生
涙が出る 異物を洗い流そうとする体の自然な反応
目やにが出る
まぶたの痙攣
充血 結膜と呼ばれる目の表面が赤くなる

自己判断は危険!

自己判断は危険!

目にゴミや砂などが入って、異物感を感じるときは、誰にでも経験があるでしょう。ほとんどの場合、涙で自然に流れ出てしまうことが多いですが、中には、異物感がなかなか取れず、不快な思いをすることもあるかもしれません。このような時、ついつい自己判断で異物を取り除こうとしてしまいがちですが、これは大変危険な行為です。

目の中は非常にデリケートな部分であるため、無理にこすったり、指や綿棒、ましてやピンセットなどの器具を使用したりすると、目を傷つけてしまう可能性があります。例えば、角膜に傷がつくと、視力低下や感染症のリスクが高まります。また、無理に異物を取り除こうとして、かえって奥に押し込んでしまうケースも少なくありません。

特に注意が必要なのが、金属片などの異物です。金属片は、時間が経つと錆びてしまい、目に深刻な影響を与える可能性があります。最悪の場合、失明に至る危険性も潜んでいます。

眼科を受診すれば、医師は、顕微鏡などを用いて異物の種類や位置を正確に把握し、専用の器具を使って安全かつ確実に異物を取り除くことができます。また、必要に応じて、点眼薬などの処方も行いますので、安心です。

目の異物感は、我慢せずに、自己判断せず、速やかに眼科を受診するようにしましょう。

状況 対応 リスク
目にゴミや砂などが入って異物感がある
  • 涙で自然に流れ出るのを待つ
  • 速やかに眼科を受診する
  • 自己判断で異物を取り除こうとすると、目を傷つける可能性がある
  • 角膜に傷がつくと、視力低下や感染症のリスクがある
  • 異物が奥に押し込まれる可能性がある
  • 金属片などの場合、錆びて目に深刻な影響を与える可能性がある
眼科を受診した場合
  • 医師が顕微鏡などを用いて異物の種類や位置を正確に把握する
  • 専用の器具を使って安全かつ確実に異物を取り除く
  • 必要に応じて、点眼薬などの処方も行う

予防のためにできること

予防のためにできること

眼の表面にゴミや砂などが入ってしまうことを結膜異物と言いますが、これは屋外での活動中に起こりやすいものです。
そのため、外出時には目を保護するために帽子やサングラスを着用するように心がけましょう。顔にフィットするスポーツタイプのサングラスを選ぶと、より効果的に異物の侵入を防ぐことができます。
風の強い日や、工事現場など、埃や砂ぼこりが多い場所では、特に注意が必要です。このような場所では、目をこすったり触ったりしたくなるかもしれませんが、異物が奥に入り込んでしまう可能性があるので、絶対に避けましょう。
もし、異物が入ってしまったら、すぐに水道水で目を洗い流してください。この時、ごしごしとこすらず、優しく洗い流すことが大切です。
コンタクトレンズを使用している場合は、異物が入ったままレンズを装用し続けると、眼の表面を傷つけてしまう可能性があります。異物感を感じたら、すぐにレンズを外し、眼科を受診するようにしましょう。
また、普段から目を清潔に保ち、定期的に眼科を受診して、目の状態をチェックしてもらうことも大切です。

状況 対策
屋外での活動中 帽子やサングラス(特に顔にフィットするスポーツタイプ)を着用する
風の強い日、工事現場など、埃や砂ぼこりが多い場所 目をこすったり触ったりせず、異物が入った場合はすぐに水道水で優しく洗い流す
コンタクトレンズ使用時、異物感を感じたら レンズを外し、眼科を受診する
普段から 目を清潔に保ち、定期的に眼科を受診して目の状態をチェックする

眼科での治療

眼科での治療

眼科を受診すると、まずは視力検査や問診を通して、目の状態について詳しく調べます。その後、顕微鏡に似た機械を使って、目の表面や奥の状態を細かく確認します。
もし目に異物が入っている場合は、その異物が何か、そして目のどの部分にあるのかを特定することが重要になります。異物が金属片やガラス片のように硬い場合には、目の表面を傷つけている可能性もあるため、慎重に取り除く必要があります。
異物を取り除く際には、痛みを感じないように、点眼薬で目を麻痺させます。そして、細いピンセットのような専用の器具を使って、異物を丁寧に除去します。もし異物が非常に小さい場合には、目薬のような洗浄液を用いて、洗い流す方法も取られます。
異物を除去した後は、細菌感染を防ぐため、抗生物質を含んだ目薬を処方してもらえます。さらに、炎症を抑える効果のある目薬も処方されることがあります。
治療後も、医師の指示に従って、処方された目薬をきちんと点眼し、目をしっかり休ませることが大切です。目をこすったり、触ったりすることは避け、清潔を保つように心がけましょう。

段階 説明
診察 視力検査、問診、顕微鏡による目の状態確認
異物の特定 異物の種類、目の付着部位を確認
異物の除去 – 点眼薬による麻酔
– 専用器具による除去
– 洗浄液による洗浄
治療 – 抗生物質含有目薬による感染予防
– 炎症を抑える目薬の処方
治療後 – 目薬の点眼
– 安静
– 目をこすったり触ったりしない
– 清潔の保持