
レーシックだけじゃない!視力回復手術ラセックとは?
視力を回復させる手術として、レーシックは広く知られています。レーシックと同じように、ラセックも視力回復を目的とした手術で、エキシマレーザーを用いて角膜を削り、光の屈折異常を矯正します。どちらも視力の回復という目的は共通していますが、手術の方法には違いがあります。
レーシックは、角膜の表面にフラップと呼ばれる薄い蓋を作り、その蓋を開けてエキシマレーザーを照射します。レーザー照射後、フラップを元の位置に戻すことで手術は完了します。一方、ラセックは角膜の表面にある薄い膜(上皮)のみを剥がして、エキシマレーザーを照射します。レーザー照射後、剥がした上皮は元の位置に戻しますが、フラップを作成するレーシックとは異なり、ラセックは上皮が再生するまで数日間、眼帯レンズの装用が必要です。
このように、レーシックとラセックは手術の方法が異なります。どちらの手術が適しているかは、患者様の角膜の状態やライフスタイルなどを考慮して医師が判断します。手術を受ける際には、メリットだけでなく、リスクや術後の経過についても医師から十分な説明を受けることが大切です。