レーシック

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レーシックだけじゃない!視力回復手術:LASEK

視力を回復させる手術として、広く知られているのは「レーシック」ですが、視力回復手術には、実は様々な方法があります。その一つに「LASEK(ラセック)」と呼ばれる手術があります。レーシックと名前が似ていますが、角膜に薄い蓋を作る部分に違いがあります。 レーシックはマイクロケラトームという専用の器具やレーザーを用いて、角膜の実質部分にフラップと呼ばれる蓋を作ります。一方、ラセックはエキシマレーザーよりも弱いレーザーやアルコールを使用して、角膜の一番外側にある上皮のみを薄くめくり、フラップを作ります。 ラセックはレーシックに比べて、角膜を深く削る必要がないため、角膜が薄い方や強度近視の方に向いていると言われています。また、フラップを作る深さが浅いため、レーシックに比べて術後の痛みが強い場合がありますが、合併症のリスクが低いというメリットもあります。 視力回復手術は、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。自分にとって最適な手術方法を選択するためには、医師とよく相談することが大切です。
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レーザー白内障手術を進化させるLenSxとは

目は、カメラに例えられることがよくあります。カメラのレンズに当たる部分が、水晶体と呼ばれる組織です。水晶体は、本来透明で、光を屈折させて網膜に像を結ぶ役割を担っています。しかし、加齢などによって水晶体が白く濁ってしまう病気があり、これが白内障です。白内障になると、視界がかすんだり、光がまぶしく感じたりするなどの症状が現れます。 白内障が進行し、日常生活に支障が出るようになると、手術が必要となります。白内障手術は、濁ってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズを挿入する手術です。従来の手術では、メスを用いて切開や水晶体の囊を切開するなどの操作を行っていました。 近年、この白内障手術において、レーザーを用いた治療法が普及してきています。レーザーを用いることで、従来の手術に比べて、より精密で安全な手術が可能となりました。具体的には、レーザーは水晶体の囊を円形に正確に切開したり、水晶体を細かく砕いたりする際に使用されます。レーザーによる治療は、患者さんにとって負担が少なく、術後の回復も早いといった利点があります。そのため、白内障手術におけるレーザー治療は、患者さんの負担軽減や、より安全で正確な手術の実現に貢献すると期待されています。
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レーシック難民とは?

- レーシックとは レーシックは、視力を矯正する手術のひとつで、レーザーを用いて角膜の形を精密に調整することで、視力の改善を図ります。近視、遠視、乱視といった屈折異常の治療に効果を発揮し、多くの人がメガネやコンタクトレンズの常用から解放されることを目指して手術を受けています。 手術は、まず角膜に薄いフラップと呼ばれる蓋を作ります。次に、フラップを一時的に開き、レーザーを照射して角膜の実質部分に留まる光を照射し、角膜の曲率を調整します。レーザー照射後、フラップを元の位置に戻すと、傷口を縫合することなく自然に固定されます。 レーシック手術は、一般的に片目あたり10分ほどで終了する比較的短時間の手術です。また、術後の回復も早く、多くの場合、翌日には普段通りの生活に戻ることが可能です。 このように、レーシックは、短時間で視力矯正が期待できることから、近年人気が高まっています。しかし、手術を受ける前には、必ず医師の診察を受け、自分の目に適しているか、リスクや副作用などを十分に理解しておくことが重要です。
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レーシック手術と手術給付金

手術給付金とは、加入している生命保険や医療保険において、病気や怪我で手術を受けた際に、保険会社から支払われるお金のことを指します。これは、予期せぬ出費による経済的な負担を軽減するための重要なサポートとなります。 給付金の金額は、加入している保険の種類や、手術の内容、入院の有無などによって異なります。一般的には、手術の内容が複雑で入院期間が長いほど、給付金の金額は高くなる傾向にあります。例えば、日帰りでできる簡単な手術の場合よりも、数週間の入院を伴う大きな手術の場合の方が、給付金は多くなります。 手術給付金を受け取るためには、保険会社に請求手続きを行う必要があります。必要な書類は保険会社によって異なりますが、一般的には、診断書や手術証明書、領収書などが求められます。請求手続きは、手術後できるだけ早く行うようにしましょう。 手術給付金は、高額になりがちな医療費の負担を軽減してくれるだけでなく、安心して治療に専念するためにも重要な役割を果たします。ご自身の加入している保険の内容をよく確認し、いざという時に備えておきましょう。
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視力回復の鍵!レーシック手術を徹底解説

- レーシックとは?レーシックは、レーザーを用いて視力を矯正する手術のことです。正式には「レーザー角膜屈折矯正手術」と呼ばれ、近視、遠視、乱視の治療に効果を発揮します。 メガネやコンタクトレンズに頼らず、快適な視界を手に入れたいと願う多くの人々に選ばれている手術です。レーシック手術では、まず角膜に薄いフラップと呼ばれる蓋を作ります。そして、フラップを開いた後、その下の角膜実質と呼ばれる部分にレーザーを照射します。レーザー照射によって角膜の形状を変えることで、光の屈折を調整し、網膜に正しく光を集めることができるようにします。 手術後は、視力が安定するまでの間、点眼薬の使用や定期的な検診が必要となります。レーシックは、一般的に安全性が高いとされていますが、全ての人に適応するわけではありません。 手術を受ける前には、眼科専門医による診察と検査が必要です。 医師は、患者様の目の状態、視力、ライフスタイルなどを考慮し、レーシックが適切かどうかを判断します。レーシックは、患者様の生活の質を向上させることができる画期的な治療法です。しかし、手術にはリスクも伴いますので、メリットとデメリットをよく理解した上で、医師とよく相談することが重要です。
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レーシック検査の精鋭!ワスカアナライザーとは

近年、視力回復の手段として注目を集めているレーシック手術。レーシック手術は、角膜をレーザーで削り、その曲率を変えることで視力を矯正する治療法です。しかし、眼球の形状や大きさは一人ひとり異なるため、安全で効果的な手術を行うためには、個々の眼の状態に合わせた精密な検査と手術プランの設計が不可欠です。 そこで重要な役割を果たすのが、ワスカアナライザーという検査機器です。ワスカアナライザーは、眼の奥にある網膜に光を照射し、その反射光を解析することで、従来の検査では得られなかった詳細な眼球情報を取得することができます。具体的には、角膜の形状や厚み、眼軸長(眼球の前後方向の長さ)などを、高い精度で測定することができます。 これらの情報は、レーシック手術におけるレーザー照射範囲や照射量などを決定する上で非常に重要となります。ワスカアナライザーを用いることで、患者さん一人ひとりの眼の状態に最適化された、より安全で正確なレーシック手術が可能になるのです。
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レーシック?ラセック?視力回復手術の違い

- 視力回復手術とは視力回復手術とは、近視や遠視、乱視といった目の屈折異常を、外科手術によって矯正し、視力を向上させる治療法です。この手術を受けることで、多くの人がメガネやコンタクトレンズに頼ることなく、快適な日常生活を送れるようになる可能性があります。視力回復手術は、患者さん一人ひとりの人生に大きな変化をもたらす選択肢となりえます。視力回復手術には、大きく分けてレーシック、PRK、ラセックなどの方法があります。それぞれの手術方法には、メリットとデメリット、適応範囲などが異なってきます。例えば、レーシックは術後の回復が比較的早く、痛みも少ないという特徴がありますが、角膜の厚さに一定の条件が必要となります。一方、PRKはレーシックよりも角膜の厚みが少なくても手術が可能ですが、術後の回復に時間がかかる傾向があります。ラセックはレーシックやPRKよりも術後の痛みが少ないとされていますが、視力回復までの期間が比較的長くなることがあります。このように、視力回復手術は様々な方法があり、患者さん自身の目の状態やライフスタイル、費用などを考慮し、医師とじっくりと相談しながら、最適な方法を選択することが非常に大切です。手術を受ける前に、それぞれの方法について十分に理解し、疑問点や不安な点は解消しておくようにしましょう。
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レーシック後の視力に影響?「フラップのしわ」とは

レーシック手術では、視力を矯正するために角膜にレーザーを照射します。しかし、角膜は体の表面を覆う組織の一部であり、レーザーを直接照射すると傷になってしまいます。そこで、手術の前に角膜の表面を薄くめくって、レーザーから角膜内部を保護するための「ふた」を作ります。このふたのことを「フラップ」と呼びます。 フラップは、マイクロケラトームと呼ばれる専用の器具や、フェムトセカンドレーザーと呼ばれる特殊なレーザーを用いて作られます。フラップの厚さや大きさは、患者様の角膜の状態や矯正する度数によって異なりますが、おおよそ0.1ミリ程度の薄さです。 レーザー照射が完了したら、フラップをもとの位置に戻します。フラップは角膜の自然な治癒力によって、数日でしっかりと固定されます。フラップは非常に薄いため、手術後もほとんど目立つことはありません。 フラップを作ることで、レーザー照射中の痛みや不快感を軽減できるだけでなく、術後の感染症のリスクを減らすこともできます。レーシック手術において、フラップは非常に重要な役割を担っています。
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視力回復手術の鍵となる「フラップ」

- フラップとは?私たちの眼の表面にある透明な層である角膜は、カメラのレンズのように光を集めて網膜に像を結ぶ役割を担っています。 しかし、近視や乱視などの屈折異常があると、この角膜の形が歪んでしまい、網膜に鮮明な像を結ぶことができません。フラップとは、レーシック手術などの屈折矯正手術において、角膜に作られる薄い蓋状の組織のことを指します。 例えるなら、お煎餅の表面を薄くパリッと剥がす様子を想像してみてください。この剥がされた部分がフラップに当たります。手術では、まずこのフラップを顕微鏡手術用のメスやレーザーを使って作ります。 そして、フラップを丁寧にめくり上げることで、その下にある角膜の実質と呼ばれる部分にアクセスできるようになります。 この角膜実質に、エキシマレーザーと呼ばれる特殊なレーザーを照射することで、角膜の曲率を調整し、屈折異常を矯正します。レーザー照射が完了したら、フラップをもとの位置に戻します。 フラップは自身の再生能力によって自然に接着するため、通常は縫合する必要はありません。 このように、フラップはレーシック手術において重要な役割を担っており、術後の視力回復や角膜の安定性に大きく貢献しています。
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レーシック難民:その光と影

- レーシックとは レーシックは、視力を矯正する手術の一つです。近視や遠視、乱視といった屈折異常を矯正する目的で行われます。 従来の視力矯正といえば、眼鏡やコンタクトレンズが一般的でした。しかし、レーシックはこれらの方法とは異なり、外科手術によって視力を矯正するという点が大きな特徴です。 レーシックは、エキシマレーザーという特殊なレーザーを用いて、角膜の形を変化させることで視力矯正を行います。角膜は眼球の前面にある透明な膜であり、光を屈折させて網膜に像を結ぶ役割を担っています。レーシックでは、この角膜にレーザーを照射することで、光の屈折を調整し、網膜に正しく像が結ぶように矯正するのです。 手術自体は短時間で終了し、術後の回復も比較的早いという点も、レーシックの大きな魅力と言えるでしょう。多くの人がレーシックによって眼鏡やコンタクトレンズの煩わしさから解放され、快適な生活を送っています。
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レーシック後の視力回復にご用心!リグレッションとは?

レーシック手術は、近視などの視力のずれを矯正し、眼鏡やコンタクトレンズを使わずにクリアな視界を取り戻せる有効な方法として知られています。手術後、多くの方が視力回復を実感し、快適な生活を送ることができるようになります。 しかし、中には手術後しばらく経ってから、再び視力が低下してしまう場合があります。これが、リグレッションと呼ばれる現象です。 リグレッションは、近視の度合いが強かった人や、角膜を削る量が多かった人ほど起こりやすいと言われています。また、術後の生活習慣や体質も関係していると考えられています。 具体的には、長時間スマホやパソコンを使う、睡眠不足が続く、栄養バランスの偏った食事を続けるといった生活習慣は、目を酷使し、リグレッションのリスクを高める可能性があります。 リグレッションの症状としては、視力が低下するだけでなく、ぼやけて見える、物が二重に見える、光がまぶしく感じるといったものがあります。これらの症状が現れた場合は、早めに眼科を受診することが大切です。 リグレッションは、再手術で視力回復が見込める場合もあります。再手術が可能かどうかは、リグレッションの程度や角膜の状態によって判断されます。眼科医の指示に従い、適切な治療を受けるようにしましょう。
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視力回復の切り札?ラディアルケラトトミーとは

- レーザー手術の先駆け視力矯正手術といえば、近年ではレーザーを使ったものが主流となっています。しかし、レーザーが医療現場に登場する以前から、視力矯正手術は存在していました。その代表的なものが、1970年代に開発され、世界中で広く行われてきた「ラディアルケラトトミー」です。ラディアルケラトトミーは、角膜に放射状の切開を入れることで視力を矯正する方法です。その名前は、まさにこの手術方法に由来しています。「ラディアル」は「放射状の」、「ケラト」は「角膜」、「トミー」は「切開」を意味します。手術では、まず眼球に麻酔をかけます。その後、非常に薄い刃物を使って、角膜の中心から周辺に向かって放射状に切開を入れていきます。この切開によって角膜の形状を変化させることで、光の屈折率を調整し、視力を矯正するのです。ラディアルケラトトミーは、レーザー手術が登場するまでの間、多くの患者さんに視力矯正の機会を提供してきました。しかし、現在では、より安全性が高く、正確性に優れたレーザー手術が主流となっています。それでも、ラディアルケラトトミーは、視力矯正手術の歴史において重要な役割を果たした先駆的な技術として、その名を残していると言えるでしょう。
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レーシック手術とモーリア社

モーリア社は、眼科医療機器分野において世界をリードする企業です。フランスに本社を構え、特にレーシック手術に用いられる機器の開発・製造において高い評価を得ています。長年にわたる研究開発への惜しみない投資と、革新的な技術の開発により、高品質な製品を提供し続けています。 モーリア社の製品は、その精度と信頼性の高さから、世界中の眼科医から厚い信頼を寄せられています。同社の機器は、多くの患者に視力回復の喜びをもたらし、世界中で広く普及しています。 モーリア社は、患者さんの視力改善と生活の質向上に貢献するため、たゆまぬ努力を続けています。最新の技術と患者さんのニーズを融合させ、より安全で効果的な治療の提供を目指し、眼科医療の未来を創造していきます。
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VisuMax:レーシックの先進技術

- VisuMaxとはVisuMaxは、ドイツのカールツァイス社によって開発された、最先端のレーザー機器です。この機器は、フェムトセカンドレーザーという非常に短いパルス幅のレーザー光を照射することで、角膜を精密に切削することができます。 VisuMaxの大きな特徴は、その精度の高さにあります。従来のレーザー機器と比較して、より緻密で滑らかな切削面を作り出すことが可能です。この高い精度は、近視や乱視を矯正するレーシック手術において、特に大きなメリットをもたらします。レーシック手術では、角膜を削ることで光の屈折力を調整し、視力を矯正します。VisuMaxを用いることで、患者さま一人ひとりの目の状態に合わせて、より精密な角膜切削が可能となります。その結果、従来の手術に比べて、より高い視力矯正精度や術後の見え方の質の向上が期待できます。また、VisuMaxは、角膜への負担が少ないことも大きな利点です。短いパルス幅のレーザー光を用いることで、周囲の組織への熱ダメージを最小限に抑えることができます。そのため、術後の痛みや炎症が少なく、回復が早いというメリットもあります。これらの特徴から、VisuMaxは、安全で高精度なレーシック手術を実現する、革新的な医療機器として、世界中で広く活用されています。
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レーシック手術とマイクロケラトーム

レーシック手術は、眼鏡やコンタクトレンズに頼ることなく、視力を矯正するための有効な手段として広く知られています。この手術では、角膜に薄いフラップと呼ばれる蓋のような部分を作る作業が最初のステップとなります。 角膜は眼球の前面を覆う透明な膜で、カメラのレンズのような役割を果たしています。レーシック手術では、この角膜にレーザーを照射してその形状を変えることで、視力を矯正します。 フラップを作る際には、マイクロケラトームという特殊な刃物やフェムトセカンドレーザーという高精度のレーザーが使われます。フラップは角膜の上皮と呼ばれるごく表面の層を残して、その下の部分を円形に切り取ることによって作られます。 フラップはレーザー照射が終わった後、元の位置に戻されます。フラップは自身の持つ力で自然に固定され、時間をかけて周囲の組織と癒合していきます。 フラップの作成は、レーシック手術全体の成功を左右するだけでなく、術後の視力にも大きな影響を与える非常に重要な工程です。フラップの厚さや形状、滑らかさなどが術後の視力回復の速度や質、合併症のリスクなどに影響を与える可能性があります。
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レーシック後の注意!フラップのしわ

- レーシックとは?レーシックは、視力を矯正する手術のひとつです。レーザーを用いて角膜(黒目)の形状を調整することで、近視、遠視、乱視を矯正します。手術ではまず、角膜に蓋のような役割を果たす薄いフラップを作ります。フラップはマイクロケラトームという器具を用いる方法と、フェムトセカンドレーザーという特殊なレーザーを用いる方法があります。フラップを作成したら、それをめくり、エキシマレーザーというレーザーを照射します。このレーザーは、組織を蒸散させる性質があり、角膜を削り、その形状を変えることで屈折異常を矯正します。レーザー照射後、フラップをもとの位置に戻し、手術は完了です。レーシックは、眼鏡やコンタクトレンズに頼らず生活できるようになるという大きなメリットがあります。手術時間は両目で10~20分程度と短く、日帰りで行うことができます。また、個人差はありますが、手術後数日で視力が安定し、日常生活に支障がなくなります。レーシックは、近年注目を集めている視力矯正手術ですが、すべての人に適しているわけではありません。適応検査を行い、医師とよく相談した上で手術を受けるかどうか決めることが大切です。
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レーシック手術後の合併症:ボタンホールフラップ

- レーシック手術におけるフラップとはレーシック手術は、眼鏡やコンタクトレンズに頼ることなく、視力を矯正するための一般的な手術です。 この手術では、まず眼球の表面にある透明な層である角膜に、非常に薄い蓋のようなものを作成します。この蓋の部分をフラップと呼びます。フラップは、ちょうどコンタクトレンズのように角膜の表面にぴったりと覆いかぶさるように作られます。レーシック手術では、このフラップを顕微鏡と極小の刃物、あるいはレーザーを使って丁寧に作成します。 フラップを作成する目的は、その下の層である角膜実質と呼ばれる部分にレーザーを照射するためです。角膜実質は、角膜の厚さのほとんどを占めています。レーザーを照射することで、角膜実質の形状を精密に変化させ、近視、遠視、乱視などの屈折異常を矯正することができます。レーザー照射が完了すると、フラップは元の位置に戻されます。フラップは、特別な縫合糸を使わなくても、角膜の自然な力でしっかりと固定されます。 フラップは、レーシック手術において非常に重要な役割を果たします。フラップを適切に作成することで、レーザー照射を正確に行うことができ、術後の視力回復をスムーズにすることができます。
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屈折矯正手術とフラップ

- フラップとは? 目の手術、特にレーシック手術を行う際に、角膜に作られる薄い膜のようなものをフラップと呼びます。 フラップは、例えるなら本の表紙のような役割を果たします。 レーシック手術では、まず角膜にフラップと呼ばれる薄い蓋を作ります。このフラップは、顕微鏡手術用の特殊な刃物やレーザーを使って作られます。フラップを作成する深さや大きさは、手術の内容や目の状態によって異なりますが、非常に薄いものであるため、肉眼で確認することは困難です。 フラップをめくることで、その下の角膜実質と呼ばれる部分にレーザーを照射することができます。レーザー照射によって角膜の形状を矯正し、視力を改善します。レーザー照射が完了したら、フラップを元の位置に戻します。フラップは自然に角膜に接着し、傷口を保護する役割も果たします。 フラップは非常に薄く、透明であるため、手術後も視界に影響を与えることはありません。 フラップは、レーシック手術において重要な役割を担っています。フラップがあることで、レーザー照射を安全かつ正確に行うことができ、術後の回復も早くなります。
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無痛レーシックとは?

- 無痛レーシックの概要無痛レーシックとは、文字通り、従来のレーシック手術に付き物であった痛みを極力抑えた治療法です。レーシック手術自体は、レーザーを用いて角膜の形状を調整することで、近視、遠視、乱視といった視力の問題を改善する方法として広く知られています。従来のレーシック手術では、手術中や術後に痛みを感じる方も少なくありませんでした。しかし、無痛レーシックでは、様々な技術革新や工夫によって、患者さんの負担を大きく軽減しています。具体的には、点眼麻酔をしっかりと行うことに加え、手術中の圧迫感を抑える工夫や、痛みの少ない最新のレーザー機器の導入などが挙げられます。これらの工夫により、多くの方が手術中の痛みをほとんど感じることなく、治療を受けることができるようになりました。また、術後の痛みも大幅に軽減され、日常生活への復帰も早くなっています。従来のレーシック手術に不安を感じていた方にとって、無痛レーシックは、安心して視力矯正手術を受けることができる選択肢の一つと言えるでしょう。
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レーシックのパイオニア:四大眼科とは?

一昔前までは、視力が悪いといえば、メガネやコンタクトレンズが欠かせない時代でした。しかし、レーシックという技術が登場したことで、何も身につけずにはっきりと物が見えるようになることが、夢物語ではなくなったのです。 レーシックは、レーザーを用いて目の表面にある角膜の形を調整することで、視力を矯正する、まさに革新的な治療法です。従来の方法とは異なり、角膜にメスを入れることなく治療を行うため、患者さんの体への負担が少ないことも大きな特徴です。 日本では、1990年代後半からこのレーシックが広まり始めました。現在では、多くの眼科でこの治療を受けることができるようになり、視力に悩む人にとって、身近な選択肢の一つとなっています。
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ブロードビーム照射とは?

- レーシック治療におけるブロードビームとは レーシック治療は、エキシマレーザーという特殊なレーザーを使って視力を矯正する手術です。この手術では、角膜の形をレーザーで精密に削ることによって、光の屈折を調整し、視力を矯正します。 レーザーで角膜を削る際に、従来の方法では、一点に集中させた細いレーザービームを角膜の上で走査させていました。これは、まるでペンで絵を描くように、少しずつレーザーを照射していくイメージです。 一方、ブロードビームという方法では、レーザービームの幅を広げて、一度により広い範囲を照射します。これは、広い刷毛で一度に色を塗るようなイメージです。 ブロードビームには、従来の方法と比べていくつかの利点があります。まず、手術時間が短縮されます。一度に広い範囲を照射できるので、従来の方法よりも短時間で角膜を削ることができます。また、角膜への負担も軽減されます。レーザーを照射する時間が短くなるため、角膜への熱の影響が少なくなり、術後の回復も早くなる傾向があります。 このように、ブロードビームは、レーシック治療において、より安全で効率的なレーザー照射方法として注目されています。
レーシック

VisuMax:レーシックの先進技術

- VisuMaxとはVisuMaxは、ドイツのカールツァイス社が生み出した、最先端のレーザー治療機器です。従来のレーザー治療器とVisuMaxが大きく異なる点は、フェムトセカンドレーザーという特殊なレーザーを用いている点にあります。フェムトセカンドレーザーは、1フェムト秒という、1秒の1000兆分の1という非常に短い時間だけ発振するパルスレーザーです。このレーザーを眼科治療に用いることで、従来のレーザーよりも遥かに精密な治療が可能となりました。VisuMaxは、このフェムトセカンドレーザーの特性を活かし、角膜の内部に、非常に薄い層を作り出すことができます。従来のレーシック手術では、角膜を削る際にマイクロケラトームという刃物を使用していました。しかし、VisuMaxでは、フェムトセカンドレーザーを用いて角膜の内部に層を作るため、刃物を一切使用しません。そのため、患者様への負担が少なく、より安全性の高い手術が可能となりました。VisuMaxは、近視や乱視の治療に用いられるだけでなく、老眼治療や角膜移植など、様々な眼科治療に利用されています。VisuMaxの登場により、眼科治療は、より安全で、より精密なものへと進化を遂げました。
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レーシック後の注意点!~フラップのしわにご用心~

- レーシックとは レーシックは、視力を矯正するために広く行われている手術です。レーザーを用いて角膜の形を調整することで、視力の改善を目指します。 手術ではまず、角膜に薄い蓋のようなものを作ります。この蓋はフラップと呼ばれ、顕微鏡手術用の特殊な器具やレーザーを使って作られます。フラップを丁寧にめくると、その下に角膜の実質と呼ばれる部分があります。 レーシックでは、この角膜実質にエキシマレーザーと呼ばれる特殊なレーザーを照射し、その形を変化させることで視力を矯正します。 レーザー照射後は、フラップをもとの位置に戻します。フラップは自然に接着するため、通常は縫合の必要はありません。 レーシックは、近視、遠視、乱視などの屈折異常を矯正する効果があります。 手術時間は比較的短く、多くの場合、両眼で30分以内です。 また、術後の回復も早く、ほとんどの人は翌日には普段通りの生活に戻ることができます。 レーシックは、眼鏡やコンタクトレンズからの解放を目指す多くの人にとって、魅力的な選択肢となっています。
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レーシック手術におけるフラップの役割

フラップとは 目を構成する組織の一部である角膜は、黒目部分を覆う透明な膜であり、カメラのレンズのように光を集めて網膜に像を結ぶ役割を担っています。 フラップとは、角膜手術、特にレーシック手術において、この角膜の表面を薄く層状に切り取って作成する蓋のような部分のことを指します。 例えば、たい焼きを作る工程を思い浮かべてみてください。あんこを包み込むために、生地の一部を薄く円形に伸ばしますよね。フラップもこれと同じように、角膜を覆う薄い層として機能し、レーザー治療を行う際に重要な役割を果たします。 もう少し具体的に説明すると、フラップを作成することで、角膜内部にレーザーを照射するための入り口を作ることができます。 レーザーは、近視や遠視、乱視などの屈折異常を矯正するために、角膜の実質と呼ばれる部分を削り、その厚みや形状を調整します。フラップは、このレーザー照射後、元の位置に戻され、角膜の上皮のように機能することで、傷の治癒を促し、感染リスクを低減します。 フラップは、手術の安全性と正確性を高める上で非常に重要な要素の一つと言えるでしょう。